2009年09月26日

抵抗勢力

N:いよいよ民主党政権が本格的に始動したな。

A:鳩山内閣の閣僚たちも活発に動き出したね。

N:そんな中、八ッ場ダム建設中止を明言した前原国交相がいきなり苦境に立たされている。

A:ダム建設中止に反対する長野原村の住民たちが民主党を激しく批判して、さらにテレビがそれを大々的に伝えているね。


N:「今までの苦労はなんだったのか」「私たちは国に振り回されている被害者だ」と涙ながらに訴える映像な。

A:逆にダム建設中止を歓迎している住民もいるんでしょ?

N:まあ騒いでいる連中は昔からのダム推進派ばかりだし、一般住民のふりをしてテレビに出演している
自民党系の長野原町議までいるらしいぜ。

A:「プロ住民」ね。

N:そういう言い方はよせよ。

A:考えてみたら工事続行で喜ぶのは大手ゼネコン、そこへ天下っている官僚、さらにその癒着構造を取りまとめてきた自民党関係者だけだもんね。

N:当初の計画から57年が経過して、ダム建設そのものの意味はとっくに失われているのに、何がなんでもダムを造れというのはムリがあるよな。

A:前原国交相もここが勝負どころだね。

N:連中は最後までごねて工事を続けさせようと必死になっているからな。

A:「ごね得というか、戦後教育が悪かったと思いますが、自分さえ良ければという風潮の中で、ダム建設も出来なかった」

N:それは中山元国交相だろ。あいつは落選したよ。

A:中川くんと一緒だね。

N:いちいちうるせーよ。

A:でもダム建設が中止になっても、湖底に沈む予定の温泉街はすでに老朽化して使い物にならないそうだよ。住民はどうやって生活していくの?

N:確かに住民が温泉の代りに、ダムという新たな観光施設をアテにしていたのも事実だ。たとえば観光客を呼べる何か別のアイデアを住民側に示すべきだな。

A:ダムの代りにお台場のガンダムを移設する?

N:くだらねえよ。

A:ところで八ッ場ダムはここ数日で急に有名になったね。読み方だって初めて知ったよ。

N:おかげで県外から野次馬が押し掛けて地元住民が迷惑しているらしいな。

A:そのうちあの橋脚が不審火で全焼しちゃうかもね。

N:しねえよ。とにかく「革命的な改革」を標榜する民主党のホンキ度が試されているぜ。

A:そう言えば東京でも改革が進みつつあるね。

N:築地市場の移転問題な。

A:赤松農水相はさっそく築地を視察していたね。

N:豊洲の土壌をさらに詳しく調べてから判断したいと言っていたけど、基本的に赤松さんは移転に消極的なんだよ。

A:築地移転を推し進めてきた石原さんとしては頭が痛いだろうね。

N:でも高濃度の発ガン性物質で汚染されている豊洲に、食べ物の市場を移転させるのは危険過ぎるぞ。

A:じゃあ長野原村に移転する?

N:そんなド田舎じゃ不便だろ。それに仮に豊洲に移転するにしても、東京ドーム約2杯分の汚染土を除去しなきゃいけないそうだぜ。

A:じゃあ東京ドーム1杯分余っちゃうね。

N:・・・東京ドームに捨てるなよ!

A:優勝のドサクサに紛れてやれば分んないよ。

N:言ってる意味の方が分んないよ。

A:じゃあ八ッ場ダムに捨てるか。

N:何でも長野原村に押し付けるんじゃねえ。それから鳩山内閣の目玉と言えば長妻厚労相だな。

A:厚生労働省の官僚たちは相当ビクビクしているらしいね。

N:なにせ「消えた年金」問題で自分たちを厳しく追及していた当人が、突然上司として乗り込んできたわけだからな。

A:早くもお茶にフケを入れたり、エンピツの芯を全部折ったりしているらしいよ。

N:そんなオフィスイジメみたいなことするわけないだろ。

A:官僚は陰険だから分らないよ。

N:まあ確かにな。でも官僚が改革のジャマをしていないか、現在は国民がしっかり監視しているんだぜ。

A:長妻さんは国民的な人気が高いからね。

N:なにせ民主党のエースの1人だし、「ミスター年金」と呼ばれた人だからな。

A:自己破産した民主党の渡辺議員は「ミスター借金」と呼ばれているそうだよ。

N:呼ばれてねえよ。

A:長妻大臣が初登庁した時は、出迎えも拍手も無かったらしいね。

N:逆に厚労省を去る舛添さんには大きな拍手が沸き起こり、花束まで渡されていたな。

A:つまり自分が目立ちたかっただけの舛添さんは、官僚にとっては扱いやすい人だったんだね。

N:その点、今度の長妻さんは厳しいぞ。

A:さっそく「あの花束の領収書を出せ」と命令したらしいね。

N:そんなことは言わねえよ。


jimintou.JPG
一般住民のふりをして複数のメディアに露出、涙まじりに前原国交相を罵倒している星河由紀子さんは、実はダム推進派の長野原町議(自民党会派)なのだそうだ。このいかにも金持ってそうなオバサンいわく、「ダム中止発言を聞いた夜、私は八ツ場ダム1杯分の涙を流しましたオヨヨヨ」とのこと。そりゃそうだろ。この先数十年にわたって、膨大な税金をくすねることで成り立っていた自分らの「生活設計」が崩されようとしているのだから、悔し涙で八ツ場ダムの1個や2個くらいイッパイになるわな。言わばこいつらは絵に描いたような抵抗勢力なのだ。こいつら国民の血税にたかる寄生虫を退治するために、前原さんにはぜひ頑張っていただきたい。


posted by やきとり at 10:56| Comment(9) | TrackBack(2) | 会話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
議論もいいけれど、他の温泉に行くくらいだったら、実際に川原湯温泉に泊まりに行ってあげましょうよ。

三里塚闘争の支援に行くより、遥かに危険の少ない現地の移転反対派(?)への支援だろうし、ダム建設を今まで強行しようとしてきた下流地域住民のせめてもの償いだと思います。

「長い建設反対の歴史をへて、現在八ッ場ダムの建設が進められています。

ダムが完成されると写真の点線までが湖面となり、川原湯温泉はダム湖の底に沈みます。

昔の風情を今に残している温泉街。
古き良き歴史ある川原湯温泉を
あなたの瞳に焼き付けておいて下さい。

・・・・・幻となるまえに。」
と、川原湯温泉のHPでも訴えています。
http://www.kawarayu.jp/
Posted by natunohi69 at 2009年09月27日 07:43
おはよう・・・デス。
この問題、正露丸おもっきし、かみつぶした気分で見てます(爆)。
不要なモノは不要、アタリマエのはなしなんだけどなあ・・・。
同県眠(←民)として・・・はずかし!

そして、natunohi師匠の 深くも、暖かくも、厳しい視線(視点)に・・・はっ! と、しました。
                
Posted by ちろ at 2009年09月27日 07:57
>natunohi69師
川原湯温泉も被害者ですね。もちろん加害者は「国」。ただHPの右側のブログ(?)を読むと、田舎の素朴さを隠れ蓑にした「反民主・親自民」の臭いがやはり鼻についてしまいます。民主党は長野原の人たちの暮らしを完全にケアした上で、ダム建設は中止すべきだと思います。それとは別に、とても良さそうな温泉なのでぜひ行ってみたいですね。しばらくは予約でいっぱいかな?

>ちろさん
ちろさんはご近所でしたね。ぜひぷりん号で突撃してください! とは言うものの、今週末も野次馬であふれ返っているようなので、しばらくは近寄らない方がブナンかも・・・。
Posted by やきとり at 2009年09月27日 12:41
にわか知識で書きますが、八ツ場ダム反対運動が盛り上がりを見せたのが1967年から。

反対運動がつぶされてダム建設に最終的にGOが出されたのが、1994年。多分、羽田政権の時。違う?

小沢、鳩山ラインが、権力の中枢にあった時で、自民党政権の時じゃないはず。

要するに反対運動を潰し、川原湯温泉を湖底に沈めることを最終的に決めたのが、今の民主党の中枢にいる人々だったんじゃないの。

でないとすると、川原湯の人々のブログに書き込まれている異常なまでの非論理的な「民主党憎し」の感情は私には理解できない。

三里塚空港反対闘争に対する日共や、革マルの振る舞いと、それに対する農民の怒りを思い起こせば、あり得ない話ではないと思うのですけれど。

ま、今ダム中止に反対してもあまり実際上、意味がないのは、住民自身が一番よく知っているはずで、朝日の報道によれば、もうダム中止反対の動きから住民は離脱し始めているらしい。ただ、恨み言だけは言っておきたかったんでしょう。

そもそも、小沢氏がダムなどの公共工事からの上がりを基盤にここまで民主党の勢力を拡大させてきたわけで、そのことと、八ツ場ダムをはじめとする公共工事の見直しが今後どう整合して行くのか・・・

自民党の政治は問題外だけれど、小沢、前原が単純に「国民のための政治」を行う善人かどうか、もうちょっと見極めたい、というのが本音です。

「郵政民営化」と小泉純ちゃんへの一時の日本国民の熱狂的賛同を思い出すと、つい、「今度は騙されないぞ」と思ってしまうのは年寄りの僻みかしらん?



Posted by natunohi69 at 2009年09月27日 15:53
突然の脱北、お見事ですね。驚きました。
ここはシーサーというぐらいだから沖縄の会社なんでしょうか。
だとしたら北海道から沖縄へ、日本列島ひとっ飛びですね。

やっぱり向こうは迷惑コメントが多すぎるのが脱北の理由だったのかと思うのですが、こちらは凄くシンプルですね。
Finetuneは貼り付けられるんでしょうか。

Posted by プカプカ at 2009年09月27日 21:15
>natunohi69師

仰る通り、着工は羽田政権の時ですね。前原さんが視察に行った時に、町長(だったかな?)が直接訴えていました。小沢さんや鳩山さんだけでなく、前原さんも与党でしたね。考えてみればあの頃はグチャグチャでした。あの頃の選挙は私は全部「共産党」に入れてました。もうヤケクソ!

まあ確かに言ってることが15年でひっくり返っているわけですが、当時とは景気など状況が大きく変化しているし、私はそこは仕方ないのかなあと考えます。その時の最善の策を採用するべきだと。とは言え、小沢さんのこれまでの歩みを考えると、師が疑心暗鬼になるのもむべなるかな、ですな。

民主党のやることは何でも賛成というわけでなく、私もそこは是々非々でこれからを見ていきたいと思います。それにしても政権交代って思っていたより大変なことだったんですね。やれやれ。

>プカプカ兄
新規会員登録を中止して、規約違反ブログをザックリ削除するのかと思いきや、そのまま放置。ケーズデンキの広告だけが虚しく点滅するだけ・・・。やる気のカケラも感じられないので、つい脱北してしまいました。

ところでseesaaは広告やお知らせの類を全部非表示にできます。よっ太っ腹! もちろんfinetuneも貼り付け可能です・・・と、さりげなく「南」から誘いをかけてみる・・・。
Posted by やきとり at 2009年09月27日 23:18
お袋だけは(メンドクサイから)故郷に残るってガンバっていたのに、やはり脱北か。北の状況は予想以上にヒドいみたいだな。

ブログ開設おめでとうございます!ってスパムみたいだけど移転オメ。

旧ブログは俺のところ(北国+アメーバ)みたくスパムコメント+TBの墓場になる予想。これはきっとあたるわよーん。

いらんもんは作らなくていいんじゃなーい?ほじほじ
環境破壊がどうのとエコエコで騒ぐくせに、マスゴミはその都度(力関係)で立ち居地変えて調子良すぎ。
Posted by DoX at 2009年09月27日 23:33
http://www.the-journal.jp/contents/takano/2009/09/176.html

だそうですわよっ奥様っ!
こりゃあ、やめなきゃまた無駄金がザンザンつぎ込まれることになりそうですなあ。
やきママちゃんの言うとおり、公費で土建屋+官僚を養ってられる時代は終わったんだから、議員もそれなりに対応が変わって当然なんだと思いますわ。
Posted by DoX at 2009年09月27日 23:49
DoXや、実はフェイントでもう1回戻るというのを考えていたんだけど、あまりに(シーサーの)使い勝手がいいので定住することにしましたよ。アメブロはちょっと広告多すぎではないかい? あとせっかく北海道の新鮮なイカなんだから、粉とか入れずに焙ってショウガ醤油で食べた方がいいんでないかい?

ところで、ゲンダイの記事はやつらださんも採り上げていましたね。今日のニュースを見ていたらJALばっかりで、お涙頂戴で地元民(実は自民党の町議)の言い分を垂れ流していたテレビも、さすがに「ちょっとまずいかも」と思い始めたのかもしれません。
Posted by やきとり at 2009年09月28日 00:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

代替案じゃなくて前からあったんだよね
Excerpt: ?なんのことかというと、辺野古の基地計画。 琉球朝日放送 10月4日(日)25:15〜25:45 「狙われた海〜沖縄・大浦湾 幻の軍港計画 50 年〜 」 あらすじ 沖縄..
Weblog: みんななかよく
Tracked: 2009-09-28 11:10

どういうことかなぁ?
Excerpt: 群馬県の八ッ場ダムについては色々報道されている。まぁマスコミ各社の報道の表は「地元住民・流域の自治体
Weblog: 絹雲
Tracked: 2009-09-29 06:41
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。