たしか22年前の成人の日は、高田馬場の居酒屋のカウンターで1人で飲んでいた。私は学生時代から1人で飲むのが好きだったが、そんな時はイキがって必ず塩辛を注文した。小鉢にちょっぴり盛られた塩辛が380円。本当は似たような値段の豆腐ステーキとかアジフライとか、ボリュームのあるツマミを頼みたいのだが、20歳前後は何かと形から入りたいジェネレーションである。塩辛を舐めながら熱カンを飲む自分に酔いたいお年頃というわけ。
そのころ居酒屋で出される塩辛は色がもっと赤く、舌がしびれるほど塩からかった。私の行きつけの店では、小鉢の底にこんもりと大根おろしの山が敷いてあって、塩辛と一緒に口に含むと塩分が中和されて丁度良い味になった。もっとも今思えば、大根おろしの上げ底でカサを増していただけなのかもしれない。だが塩で固くしまったイカの身を食べ尽くした後でも、赤黒いワタの染み込んだ大根おろしが良いツマミになった。
ところが最近、居酒屋やスーパーで見掛ける塩辛は、写真のように色が白っぽいものばかり。まるでイカワタに浸したイカの刺身みたいだ。まあこれはこれで旨いんだけど、赤い塩辛で酒を覚えた者としては物足りない。それでも新鮮な塩辛が安価で食えるようになったのだから素直に歓迎しよう。塩辛を前歯でクミクミと噛みしめながらレンジでチンした日本酒を飲めば、酒の味が一層ふくらんで得も言われぬ至福感に包まれるのは昔も今も変らない。
ところで8人兄弟の父の函館の実家では、大人たちがふかしたジャガイモにイカの塩辛を乗せて丸かじりしていた。子供心に、あれはジャガバターより旨いと思ったものだ。まあそれだけの話です。
私は初心者向けのタコの塩辛の方が好きですー。
塩辛のお茶漬け、うんまいですよね〜♪
ほほう、切り込みは初耳です。早速調べてみました。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/kaisotonya/yms0046.html
この中に、「昔の切り込みは、もっと塩辛くて、骨付きだったりしましたが、今風の切り込みといいますか、食べやすい仕上がりです」とあるので、塩辛同様、切り込みも軟弱化しているようですね。それにしても食ってみたいなあ。
>DoX先生
へー自家製できるんですか。そいつは出来合いのより旨そうですね。ジャガイモについては私の父もまったく同じで、大人になってからジャガイモが嫌いになったそうです。でも塩辛のっけはオススメです。あまりの旨さにマッチョナイスガイなDoX先生なら、軽く5個はイケるんじゃないでしょうか。
>みみずさん
タコの塩辛は食べたことないなあ。そんなのがあるんですね。タコのワタで漬けるとしたら、イカの塩辛よりアッサリしてそうです。仙台名物ホヤの塩辛も旨いですが、こっちはイカより上級者向けかも(笑)。日本酒にも白米にも、塩辛はベストマッチでございます。と、ここでふと思いついたのですが、お好み焼きに入れたらどうなるんだろう・・・と、粉食文化圏の人々に丸投げしてみる。
まぁ、イカ玉があるんだからイカ塩辛玉があってもいいんじゃないのと思わなくもないけど塩辛って火が通るとどんな味になるんでしょうね。キムチ乗せってのはあるんで上に乗せるって手もありますが。
・・・と、呼ばれた気がしたので書いてみました。
お好み焼きはツマミになりませんよね。最初から最後までずーっとソース味だし、すぐ腹いっぱいになっちゃうし・・・と、あえて粉食文化圏の方々にケンカを売ってみる。
塩辛はイカに限りますなぁ。
新鮮なイカが入手できたころは、イカの塩辛つうのも乙なもんです。
で、レシピをネットで拾ってみました。
http://nsakanaya.exblog.jp/4001955/
↑こちらの写真では割と新鮮そうです。
イカソーメンならこれ位が良さそう。
http://oisiso.com/ika_siokara.html
↑こっちの写真のイカはそろそろ焼くしかないレベルですなw
まぁ、刺身なら適度にコクがあって未だなんとか(塩辛には古すぎ)
昔、「イカの身が白いのは新鮮」というギャグがありました。
ちなみに、幼児の頃、祖父の晩酌のお供で塩辛食べ過ぎて腎臓壊したことがありますです。で、大好きな塩辛を小学2年生位まで食べられなかった過去が(^^;