2011年11月12日

11・11「人間の鎖」アクション

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えーと今回は手短にご報告。”11・11 たそがれの経産省 キャンドル包囲「人間の鎖」アクション”に行ってきた。伏魔殿・経済産業省を取り囲むのは、9月11日以来である。ただし今回は「キャンドル包囲」ということで、集合時間は夕方6時。何も無理してキャンドルとかやらなくていいのにね。広末の旦那も来ないしな。しかも今シーズン最低気温を更新した日、おまけに雨。すなわち「夜」「寒」「雨」の三重苦だ。

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長袖のTシャツ、ネルシャツ、ヒラヒラのオッサンジャンパーを着込んだ私は、午後5時過ぎに都営三田線内幸町駅に到着した。外に出ると本降りの雨。辺りはすでに真っ暗だ。霞が関官庁街のビル群の窓の明かりが、冷たい雨に滲んでいる。それにしても思った以上に寒い。ドカジャンの完全冬装備で来れば良かったと少し後悔した。日本プレスセンター、中日新聞東京支社を左手に見ながら経産省に向かう。面白バスや警察官の姿が目に付き始めるが、肝心の参加者の姿はちらほら。この悪条件では、まあ仕方あるまい。私もサクッと鎖の一部になったら、すぐにイッパイやりに行くことにしよう。

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しかしズンズン歩いて行くと、例の経産省前テント周辺には人だかりが出来ていた。ツイッターのTLによれば、ここ数日間、警察と右翼団体に「コラボ攻撃」を仕掛けられていたようだが、何とか無事に残っていた。ただし目付きの悪い私服が20人ほど、テントを遠巻きに監視している。警察か右翼かヤクザか分らないが、まあ似たようなものだ。そんな中、たくさんの参加者がテントをガードするように取り囲んでいる。とどろくアジ演説と熱気ムンムンの人いきれ。盛り上がるサヨクムードに、思わず昇天しそうになる(良い意味で)。しばらくテントを見物してから、「人間の鎖」で包囲するのだからここに人が集中しても仕方がないだろうと判断し、経産省正面玄関の方へ移動する。

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正面には警察車両がズラリと7台並び、こちらは制服警官が集中警備していた。その仕事ぶりを眺めながら1人で煙草を吸っていると、やがてテントの方角からドヤドヤと横断幕やノボリを持ったベテラン市民の方々がやって来た。「あれ? 中野さんは?」「後から来るって言ってたけど、これじゃ分らんな」「あ、どうもどうも」「あ、どうも。昨日の集会はどうでした?」などと、和気藹々と楽しげな雰囲気だ。あっという間に周囲は知り合い同士だらけ。旅先で、常連客でにぎわう赤ちょうちんにフラリと入った時に覚える疎外感に近い居心地の悪さだ。「あれ! ここにいたの! やっぱり正面死守よね!」と、最後にやって来たオバチャンが大きなお尻をぐいぐいと割り込ませ、たちまち私は列から弾き出されてしまった。まあいいや、裏手に回ろう。要は鎖がつながればいいのだ。

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結局、右側の一辺に落ち着いた。正確には経産省と同じ敷地内に建つ日本郵政の出入口だが、ここは素人が多いので安心だ。驚いたことに、この中に山本太郎クンがいた。広末の旦那は来なかったが、山本太郎は来た。しかもたった1人でフラリと現れ、一般参加者の中にフツーに混ざり、楽しそうに周りの人々と会話を交わしている。やっぱりこの人は肝が座っているな。中途半端な決意では、なかなかここまで出来ないと思う。一見帰宅途中の官僚かと思いきや、しばらく立ち止まって逡巡した挙句、ササッと輪に加わるスーツの青年。タクシーで乗り付け我々のド肝を抜いた若い女性2人組は、列に入ってから楽しそうにアロマキャンドルに火を点けた。人の数はどんどん増え続け、並んでいた私たちもどんどん裏門の方にズレていき、予定を過ぎた6時半頃、スタッフ(?)の方が「お待たせしました! いま鎖がつながりました!」と、大声で叫びながら走ってきた。



私の右はオバチャン、左は30代前半と思しき青年である。私を含め3人とも個人参加なので、「どーもどーも」と照れながらライトを持った手をつなぎ高々と掲げる。オバチャンと青年は、紅白歌合戦でお馴染みの蛍光ライトを持っている。私は持参した着脱式の自転車ライトをチカチカと点滅させながら、「全ての原発をいますぐ廃炉にしろー!」「東電を解体しろー!」と、コール&レスポンス開始。一時寒さを忘れた。帰り際、もう一度正面玄関に回ってみたが、こっちは規律正しくまだ盛り上がっていた(上掲動画)。さすがはプロ市民の皆様である。内幸町駅へと向かう途中で、自転車ライトをチカチカさせたままだったことに気付き消した。さあ早く帰ってイッパイやろう。

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エヘン虫のゼッケンをもらった。ゼッケンなんてしたの高校の体育祭以来だ。ところでゼッケンって何語?


posted by やきとり at 10:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さすが、やきとり様。あの日はひどい天気でしたね。職場の行事も中止になったくらいです。体調がマシで、お誘いがあれば小生も行ったのですが。いや、お誘いだけで行ったかな。もっとも、小生は、体調が並みなら総評会館の警察・監視社会問題の集会に行くつもりでした。斉藤貴男・青木理さんらの講演を聞きたかったのです。
 集会の様子は、足りるかなと、ちょっと罪悪感を感じながらIWJで見ておりました。中継の状態が悪く?様子はは今一わからなかったのですが、鎖が繋がって本当に良かったです。
 しかしまあ、政府・電力会社他のやっていることを見ていると、「壁に耳あり、あなたの耳に壁あり」というパリ5月革命の落書きを思い出さずにはいられません。
 また、ご一緒してくださいね。
Posted by L at 2011年11月13日 09:29
寒い中ごくろーさんだす。
しかし、山本太郎のこのこきやがったのか。俺が行ったら後ろからろうそくで(笑)火をつけて火柱にしてやったのに!遭遇したのが大目に見てくれる優しいやきちゃんで命拾いしたな!!

人が現在も住んでる空間線量も北関東と同じ程度の地域で駅伝するのを「若者を被爆させなーい」とかおためごかしに中止させようとしたり、「福島の子供はみんな死ぬ」と葬式ごっこやろうとしたノータリンな愚行は許せません。そこまで「被爆差別」を福島だけに押し付けたいのかと、他人んちの祭りを邪魔すんなよと。「チェルノブイリレベル」の避難区域を設けるんだったら東京だって避難地域だろうによと。ハァハァ。

フクイチは現状見てフツーに廃炉だと思うんですがね。デモで訴えるまでもなく。来年夏までに「原発なくても電力が足りる」という実績を作らなきゃ再稼働させられちゃう原発が一番今問題だと思うだすよ。つっかこのままだと「大したことなかった」でほとんどの原発が稼働しそうだよなorz
Posted by DoX at 2011年11月13日 21:16
>Lさん
いやー体調不良にもかかわらず、連夜の観戦おつかれさまでした。コメントを拝見してると十分元気っぽかったけど(笑)。えーと実際はこの翌日(12日)の夜に、自称右翼なる男が怒鳴りこんできて、テント周辺は大変だったみたいですね。人が集まるとナリを潜めて、少なくなった所を狙い撃ちすると。チ◯コ以下の男でございますな。チ◯コ以下の男ってどういう意味?

まあアレです。こういう気温が乱高下する季節の変わり目の風邪は、一度こじらせると長引くといいます。色々と「活動」があるとは思いますが、ここはじっと我慢して完全に風邪を治しましょうよ。そんで今度は時間がゆっくりな時に、またイッパイやりましょう。やたら元気の良い作務衣のお姉ちゃんがウジャウジャいるような店じゃなく、疲れたオッサンがやってるような下世話な店で(笑)。

>DoX先生
たった2週間ちょっとだけど、山形で宮城や福島の人たちと話して思ったのは、いわゆる東京の「脱原発ムーブメント」は全然地元とは共鳴してないなあという無力感でした。一方でツイッターを見てると、「ちょっと過激だな」「なんか危ういな」と思える文言が大量に流れてきます。あまり尖鋭化し過ぎると、結局一般の人を抱き込めずに終わってしまうのではないかと、このままじゃあ70年安保と同じ結果になるのではないかと危惧したり。

何となくDoX先生のやり切れなさは1/3くらいは理解できたつもりですが、それでも脱原発デモには参加し続けたいですね。汚染とかベクレルとか正直もう追い掛けてないのでよく分んないけど、国家ぐるみの狂ったシステムに支えられた狂った偽装発電装置は、どう考えたって間違ってますもの。まあ細かい汚染数値はよく分んないにせよ、「同じことがもう一度起こる」ことだけは勘弁して頂きたいものです。未来永劫に。
Posted by やきとり at 2011年11月13日 23:05
 ホント、営業右翼だのネウヨだのはタチが悪いです。まあ、ナニすれば解決・解消に繋がるわけではありませんが、一人一Xの対象には事欠きませんのに。まあ、戦後、あいつらが殺めるのはけして権力の中枢じゃありませんからね。野党幹部、出版社幹部、宗教団体幹部・悪徳商法幹部(口封じ?)、平新聞記者などなど。愛国とは、現政権・現権力者を利することじゃないと思うのですけどね。
 さて、今、テレビを見ていたらすばらしい番組をやっていました。これを地上波で見せられないのは今のNHKの限界でしょうが、うわさ鳥の凄さです。今なら、HPでも見られるらしいのでごらんになってはいかがですか。外国からの借金で首が回らなくなったわけでもないのに米帝の奴隷にされているこの地を思い実に悲しい気持ちになりました。また、多くの人たちの従順さに一層気持ちが暗くなりました。

 不当債務
BS世界のドキュメンタリー 
世界を翻弄するカネ▽ギリシャ 財政破綻への処方箋
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2011-11-07&ch=11&eid=14453
世界経済の混乱要因として懸念されるギリシャの財政破綻。
IMF支配に異を唱え、不当な融資を帳消しにして国の債務削減を図ろうとする市民団体の動きを紹介する。

世界経済の混乱要因として懸念されているギリシャの財政危機。
ギリシャの累積債務が膨らんだ原因を個別に洗い出すとともに、
IMFが勧める従来型の財政再建策に異を唱える市民団体の動きを追う。
問題解決の新たな処方箋として、財政再建に成功した南米エクアドルの手法などを紹介する。
エクアドルでは、国民生活の向上という正当な理由がなく、特定の企業や政治家の利益に資しただけの融資は帳消しにするという。
(参照)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/111107.html
ギリシャの債務問題が、欧州のみならず全世界に深刻な影響を与えるのではと懸念されている。
IMFの主導による従来の解決策では立ち行かないと考える専門家や有識者のインタビューをもとに、
ギリシャ経済再建への新たな処方箋を模索する動きを伝える。

番組は、
ギリシャの債務増加の歴史をたどると共に、
EU内でドイツのような勝ち組と、
PIIGSと蔑まれる周辺国の競争力に大きな格差が生まれた理由を説明する。
また、
アルゼンチンの前例から、
IMFによる緊縮財政の推進は、銀行や大企業の借金を国民に付け替えるものだと指摘。
一方、
石油収入が債務返済に消えていたエクアドルは、IMFと決別。
国の借金のうち国民の恩恵につながらず、
役人や貸し手の利益に資しただけのものについて、返済停止を宣言したことによる成果を紹介する。
ギリシャでも、
さまざまな社会団体、ジャーナリスト、知識人、芸術家など多方面から一般市民が集まり、
不当債務をあぶりだすための監査委員会が発足。
その活動を描く。
Posted by L at 2011年11月14日 19:51
戦後10年くらいに、「もはや戦後ではない」なんてフレーズが経済白書に書かれ流行語にもなったそうですが、2011年の現在も「戦後」は続いてますね。それどころかアメリカ様によって「戦中」にまで引き戻されそうな勢いです。ホントに糞みたいな国ですよ。で、番組紹介ありがとうございます。12月14日までネットで無料視聴できるんですね。NHKもBSは太っ腹?
Posted by やきとり at 2011年11月16日 10:42
>12月14日までネットで無料視聴できるんですね。NHKもBSは太っ腹?
大本の著作権者が、フリーにしているらしいですよ。まあ、NHKも、経費をかけている・かかるから、ずうっととは行かないでしょうが。もともとギリシャの人たちが憤激して寄付金を集め公共放送局に「真実を伝えてくれ」と番組を作らせたようで。確かに、身銭切ってでも世界中の人たちに本当のことを伝えたいでしょうね。主流派メディアと御用文化人の報道・解説はデマ・名誉毀損の領域ですもの。
Posted by L at 2011年11月16日 23:22
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