2012年04月01日

ハンサム

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復活の日/テオ・マセロ(富士キネマ)/2012

さあ歯を食いしばって、んーくさかりーまさおーです。
70年代中〜80年代初期にかけて、 いわゆる「ハンサム」の代名詞だった草刈正雄。当時「イケメン」などという軽佻浮薄な言葉はまだなかった。

というわけで、角川映画『復活の日』である。当時小学6年生だった私は、なぜかこの映画を母親と2人で見に行った。ちなみに4年生の時は、父親と『キングコング』(カラーの方)を見た。さらに言えば同じ年の冬、父親と『映画・水戸黄門』(今風に言えば「コーモン・ザ・ムービー」)を函館の映画館で見て、しかも売店で売られていたオモチャの「印籠」を買ってもらったことを覚えている。ストーリーはまったく覚えていないが、このキャストを見ると改めて見たいなあ。おっと、この項は『復活の日』の話であり、しかも音楽の話である。

チック・コリア、デビッド・サンボーン、ラりー・コリエル、ジョン・ファディス、渡辺香津美などなど豪華なメンバーを集め、そしてこれを切り回すのはテオ・マセロ。何とまあムダに豪華な布陣だが、微妙に古いミステリやSF小説の発掘、映画化、原作の文庫化を同時進行する角川春樹の「メディアミックス戦略」が大当りしていた時代である。フュージョンだけではなく、本格的なフルオーケストラをブッキングしたスコアも収録されているから、サントラだけでナンボカネが掛かったのか想像できない。さらにテオ・マセロ作曲の主題歌「ユー・アー・ラブ」を歌うのは、あのジャニス・イアン。この名前を聞くと、私はドラマ『岸辺のアルバム』を思い出すのだが、ジャニス・イアンって、当時そんなに人気があったの?

で、その主題歌「ユー・アー・ラブ」を30年ぶりに聴いて、ああそう言えばCMでも流れてたなあとフラッシュバック的に思い返し、うーんこんなにも名曲だったかと感動した次第である。テオ・マセロというオッサン。マイルスがテキトーに吹き流した音源を切り貼りするだけの人では無かったのね。1と6がオーケストラ、2と10がジャニス・イアンの歌、そして肝心のフュージョン部分、3、4、5、7、8、9の6曲は、行き当たりばったりのヘッドアレンジで大味だった。このNYでのセッションに期待していたのだが、意外にもジャニス・イアンの2曲(たぶんシングルのA面とB面)が拾い物。ただし、ディスクユニオンの子会社(?)レーベル「富士キネマ」は目の付けどころは素晴らしいけど、ボートラ山盛り78分収録とか、復刻屋に不可欠なサービス精神に欠けるのが難点。紙ジャケ、オリジナル復刻なんて喜ぶのは、金持ちのオッサンくらいだよ。残っている音源は可能な限り全部入れろよ。


この頃に大量に出版された小松左京の角川文庫を、何千冊捨てただろうか。

ついでに『岸辺のアルバム』のオープニングも。


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posted by やきとり at 11:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そこはやっぱり、マサカリ クサオです と言ってほしい。

わたくしもケータイの「アンドロイド」の後に「お雪」とつなげてしまうように、小松左京だけじゃなくて手当たり次第にSFをむさぼり読みましたが、引越しやら震災やらで筒井康隆以外はほとんど残ってません。
Posted by なめぴょん at 2012年04月01日 22:00
草刈正雄はどうでもいいけど、ジャニス・イアン唄うテーマは名曲ですよね。私も小学生の時にEP買いました。
「復活の日」自体は映画よりも原作を読む方がお薦め。
Posted by 非国民 at 2012年04月03日 00:57
>なめぴょんさん
言った言った! まさかりーくさお! その程度でゲラゲラ笑ったり、子供は馬鹿で平和ですね。古書店的には小松左京、平井和正、半村良らの角川文庫は「もう見たくない」というくらい余ってました。それだけ当時売れたのでしょうね。同じように腐っていた横溝と山田風太郎はいつの間にか姿を消し、こっちは一時プレミアムが付いたりしてました。

>同志
この時代だと、お小遣いでシングルレコードを買う程度に成長してましたね。私はゴダイゴとか水谷豊とか「恋のぼんちシート」とか買ったけど、すでに洋楽に手を出しているあたりが実に同志らしいですね。
Posted by やきとり at 2012年04月04日 10:36
どーでもいい話ですが、最近リニューアルしたseesaaブログの管理ページについて。「続きを読む」でくくって2段落に分けて書けなくなってますね。トップページにそれぞれのエントリを全文表示していたら、スクロールがだらだら長くなって嫌なんだけど。

それ以上に、リニューアル前に書いた記事についても、管理ページで2段落目が表示されず、添削できなくなってる点も問題。この記事で言えば、最後の動画に付けた「ついでに『岸辺のアルバム』のオープニングも。」というキャプションを改行したいのに出来ない。
Posted by やきとり at 2012年04月04日 10:56
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