2012年08月08日

100円シューマイで飲む

s1.jpg

スーパーのチルドコーナーで、カマボコやさつま揚げの横っちょなんかに並べられている箱入りシューマイ。8個入り、10個入りで100円というアレだ。たいてい崎陽軒のパチモンみたいな赤い箱に入っているか、箱は省略してビニールパックされたトレイのまま売られている。聞いたことのないメーカーばかりだが、共通しているのはマズイこと。味もそっけもない。これ、肉入ってんの? 硫酸で溶かした段ボールとか入ってんじゃないの? それでも値段につられて、ついつい買ってしまい、そして食う度に「やっぱりマズイな」と再確認させられる。ほとんど儀式みたいなものだ。

たとえば買い物カゴには、豆腐1パック、トマト1個、惣菜コーナーの牛肉コロッケとカレーコロッケ各1個が入っている。晩酌のサカナとして、何かもう1品欲しいなあという時に、つい手が出るのが100円シューマイである。しかし今回は徹底的に調べてやろう。まずは上の写真をクリックして、原材料を確認ねがいます。うーむ、「鶏肉」「豚肉」と書いてあるから、一応肉が入っているらしい。ハンバーグに入れるパン粉をシューマイに使うのは不自然だが、まあ同じ「ひき肉料理」だから、これは許そう。一番怪しいのが「粒状大豆たんぱく」という聞き慣れない物質。検索してみると、日本植物蛋白食品協会なる社団法人のHPが引っ掛かった。いかにも農水省の天下り役人がたくさんいそうで、ワクワクするね!

s3.jpg

HPによると、植物性蛋白は「粉末状」「ペースト状」「粒状」「繊維状」に加工され、それぞれ食品の原材料として使われているそうだ。中でも「粒状蛋白」は、ハンバーグ、ミートボール、餃子、シューマイなどの「かみごたえ」を良くするために使用されているとのこと。なるほど、つまり肉の代用品である。100円シューマイの「味もそっけも無い感」は、きっと粒状蛋白のせいに違いない。おそらく肉なんて、申し訳程度にしか入っていないのだ。まあそれでもカラシをたっぷり塗り、ひたすらそのインパクト頼みで食えば、それなりにシューマイ的な物を食べた気にはなるし、大豆だから健康に良さそうだし、なにより100円なので許す。よって、100円シューマイは無罪。


posted by やきとり at 09:00| Comment(9) | TrackBack(0) | 飲食方面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 無か有か揺れる心を納得させる涙ぐましい努力に感心します。
今、夫の手料理を認めるかどうか、ひとりブツブツ言いながら台所を片付けていました。
 板前気分に浸りながら台所に立った後は、野となれ山となれ状態。いつものことですが、周囲に飛び散った油が怒りに何かを注ぎます、とやきとりさんに八つ当たり。
 それにしても、ちょっと侘びしい晩酌に、あぁ、ちょっと我が家に呼んであげたい、と思います。
Posted by とむ丸 at 2012年08月10日 19:28
「大粒」という表現が、なにかオカシイと思います。
Posted by 非国民 at 2012年08月10日 19:48
やきとりマスター、いつも優しいね。不遇に生まれたモノの悲哀を思いやる気持ち。私は60過ぎてから、どんなあやしげな添加物さえ大丈夫。中国産、アメリカ産、殺すなら殺せ。でもシューマイはあつあつ麺類に入れてうどんの助っ人にするのもいいかしら。わたくしも貧しいながら招待したいなと。でも大阪じゃあね。暑中お見舞い、お体大切に。
Posted by クロコ at 2012年08月11日 03:06
皆様、このようなチン過疎ブログに、コメントありがとうございます!

>とむ丸さん
いわゆる「男の料理」ってのは、私も以前からビミョーに思ってます。ちょっと違うけど、飲み屋のツマミに「俺ならもっとうまく作れる。ごま油を足せばいいんだよ」みたいなこと言う料理自慢野郎。せっかくみんなで楽しく飲んでるんだから、不味くても「旨い」って言え! いつかとむ丸さんの手料理をサカナにイッパイやる夢を見ながら、今夜のところは寝ます。むにゃむにゃ・・・もう食べれないよー。

>同志
大粒。そこがワナなんですよね。こういう物を買うビンボー人は「大盛り」とか「期間限定唐揚げ1個増量中」とかその手の言葉に弱いんですよ。うまく敵の弱点を突く作戦に感心しますぞ。私は作戦に引っ掛かったクチだけど。

>クロコさん
うどんの具にシューマイですか! それは初耳&アヴァンギャルドな組合せですね。私はよく、そばに納豆やレトルトのキーマカレーを入れますが、クロコ兄から見ればそっちの方がアヴァンギャルドかしら? まだまだ暑い日が続きますが私の方は全然平気です。クロコ兄の方こそ、お身体何卒ご自愛くださいませ。
Posted by やきとり at 2012年08月12日 21:48
 こんばんは。小生も「安物買い」派なので、身につまされます。蒸して食べると、フニャフニャネチャネチャした食感が強調される気がするので、できれば、素揚げにして皮をパリパリさせて辛子とソースあるいは醤油で手早くハフハフ食べると、ビールにあいます。山で、よくやります。 
 でも、シューマイと餃子を比べると、餃子の方が、安物でも、らしい味わいがある気がします。
 そうそう、ぷちだおんの高円寺の居酒屋ライブに行ったのですが、中尾幹二さんて、世を忍ぶ仮の姿は高所清掃みたいですね。30分くらい遅れたのですが、多田葉子女史と関島岳郎さんが「落ちたかもしれない」と話していて、すっぽかすという意味かと思ったら、スカイツリーがどうのだのゴンドラが落ちたらとか話していてわかりました。お客は10人くらいで、私以外全部身内らしいです。となりの方は中尾さんの妹さんでしたし。投げ銭だったので実入りは一人7000円くらい。これでは仮の姿が必要ですな。去年話題に出した篠田さん大原さん野本さんの話も出て、「梅津さん、ホント篠田さんのこと可愛がっていたんだよね」。最後に、中尾さんが「お盆らしい話になっちゃったな」
 目の前で演奏を聞けて嬉しかったけど、やはり地味ですね。修行と苦労が足りません。
 それから、チャランポランタン(寿町の夏祭りで知った。大熊系)の西荻のレストランライブに行ったのですが、「予約してないんですか」と言われたものの「まあいいよ」で入場。40人くらい詰まっていて驚愕。こちらは姉妹+マネで単価2500円なので、たいしたもんです。こちらも固定客ばかりでしたが、ファンが100人くらいいれば食えるんだなあと感心しました。お姉さんがアコーディオン弾いて妹がメインで歌うのですけど、なんかピーナッツみたいな感じ。シャンソン風演歌?非常にうまいです。はねたあと、シェフに「この間も来てくれたでしょ」と声をかけられ、「予約が必要とは!舐めてました。」、「こういうこともあるんだよ」(苦笑)。
 月曜はガトス・ミーティングのライブに行くつもりでしたが、ちょっと厳しいかな。やきとり様、お疲れでしょうが、ライブも行きましょう。怠惰な若輩に本当のジャズを教えてください。
Posted by L at 2012年08月12日 23:19
>シューマイと餃子を比べると、餃子の方が、安物でも、らしい味わいがある気が
げにげに! ただ餃子の方はフライパンに油をひいて焼く、という手間があるので、レンジでチンのシューマイの方に逃げてしまうのですね(笑)。それにしても立て続けに有意義なライブに参加されてて、実に羨ましい。とはいえ貧すれば鈍するを地で行く私、先週買った日野元彦とチャーリー・マリアーノのCDが、いまだ開封しないまま枕元に転がっております・・・。
Posted by やきとり at 2012年08月17日 21:57
 やや、錦糸町ジャズ祭りは昨日だったのですか!悔しい。教えてくださればよかったのに(笑)。
 「紳士の秘密社交倶楽部」に書き込みましたが、寿町は面白かったです。地元横浜だけあって、一番盛り上がったのは、「シュウマイ旅情」http://www.youtube.com/watch?v=Dg4H2lwsgfUでした。
 NOーMADは、出てきて酒井泰三さんが「リハででかい音出したんで、ご近所からたくさん苦情が来ちゃいました。ちょっとですからすいません、勘弁してください」と、轟音ライブが始まりました。2曲くらいやったら、電源が落ちてしまい「原発は嫌いだけど電気は好き。どうしようかな」。「太田さ〜ん、落語、やって〜!芝浜〜」のヤジ。苦笑しておりました。酒井さん、新品のゲバラTを新宿で1400円で買ったと自慢。すると、「高いよ!」とヤジ。「俺は500円で買った」「どこで?」、「高円寺!」「チクショウ、隣じゃねえか」場内爆笑。マイクは生きていたので大丈夫だろうと思っていましたが、アンプもメデタク復活しまして再開しました。大変盛り上がったのですが、アンコールに対して、「ごめん、押しているんでカンベンな」と終わってしまい残念でした。
 それから、新宿デモでも歌った寺尾紗穂が登場したのですが(野球よりこっちという気になる。3100円使って磯部舞子・熊坂るつこライブも考えたがこちらに乗る)、とても良かった。繊細・清潔・正統・静謐な感じの方ですが、内容は怖いという。子供が2人いるらしい(驚)

http://www.youtube.com/watch?v=MRpoEC9Rrw4 野宿者をはねても罪にならないという実話の歌。
http://www.youtube.com/watch?v=uSv2gIBqrVU
311以前に作った被爆労働の歌
http://www.youtube.com/watch?v=JBvpqKFDd9w
山谷の友達を歌った歌。もう一つの国際化。もう亡くなった由。
「寿町のコンサートは初めてなんで、緊張しています」と言ってましたが、ベテランじゃん。
また、聞いてみたいです。
Posted by L at 2012年08月20日 12:27
 そうそう、寺尾さん、「はねた、ハネタ」を歌う前に、「皆さん人をはねたことがありますか?」と聞きました。そしたらおっちゃん達がウチワを振り振り「お〜、あるぞ〜」「俺は、はねられたぞ」と返って来て、彼女は動ぜず、ニコニコしているように見えました。「うわ〜、聞くほうも答えるほうもすごい!寄せ場の夏祭りだな〜」と驚きました。ぜひ、来年は行きましょう。
http://kotobukifree.web.fc2.com/kako.html
Posted by L at 2012年08月20日 12:41
うーん、予想以上に充実した内容だったようですねえ。一応錦糸町のレポートを書きましたが、寿町のドロドロごった煮的フェスに比べれば、コッチはブルジョワのママゴトみたいなもんですわ(笑)。
Posted by やきとり at 2012年08月26日 11:18
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。