2012年12月09日

レバー

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久々に西船橋の加賀屋を訪れる。夕方5時、すでにテーブルは満席、さらにカウンターも互いに肩を寄せ合うようにオッサンたち(それぞれ1人客)がスズナリに成っている。師走の新幹線風に言えば、乗車率120%だ。私もわずかなカウンターの隙間に強引に右肩を割り込ませ、何とか自分の肩幅だけカウンターを確保できた。おしぼりを持ってきたお姉さんにボールを注文してから、さてさてとばかり、今日のおすすめが書かれた黒板メニューを右から黙読する。この時間が楽しい。えーとシマアジ刺身、あんこうの唐揚げ、さんまと大根の煮付けと、どれもうまそうな料理が並んでいるが、私の目は最後に書かれた「レバー刺し」の文字に釘付けになった。おいおい、あれは禁止になったはずだろう?

9分目までホイスが注がれたグラスと炭酸の小瓶を運んできたお姉さんに、「ねえ、あのレバーって何のレバーなの?」と、思わずヒソヒソ声になって訊く。すると「豚です」との返答。私も「じゃあ、それ」と即答。牛レバーは禁止されたけど、豚レバーの生食は許されているのだろうか。さしづめ「脱法レバー」だな。他に塩らっきょうとシロタレ2本を注文してちびちび飲んでいると、らっきょうと同時に懐かしのレバー刺しが来た。見た目は牛レバーと変わらないが、ここで新たな疑問が浮かぶ。豚のレバーって生で食えるのだろうか? まあメニューに載せているんだから大丈夫だろう。さっそく胡麻油にひたして口に運ぶ。

いきなり口の中は強烈な胡麻油の風味で満たされる。それが引くのを待ってプリプリ、コリコリと身をよじって抵抗するレバーの切り身に強引に奥歯を食い込ませると、トロリと甘い味が舌の上に広がる。生レバーの甘さは、どちらかと言えばミルク系の甘さだ。噛めば噛むほど甘さが湧き出る。最後にペースト状まで噛み砕かれたレバーを飲み込むが、舌の上にはわずかにミルクの甘さの余韻が残る。うん、うまい。牛レバーと比べても遜色ない。というか、ほとんど同じだ。それにしても、店の外、店内合わせて5カ所に黒板メニューが掲げられているが、「レバー刺し」が書かれているのは店内の一番目立たない場所にある黒板だけ。店側も多少うしろめたさを感じているのかもしれない。
posted by やきとり at 10:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 飲食方面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶり。
チャレンジャーですなあ。その後のおなかの具合はいかがです?
Posted by something at 2012年12月09日 11:45
昨日の晩に食って、いまのところ大丈夫です。まあ店がメニューに載せてんだから、全然平気ですよ!

・・・拠り所はそれだけですけども。
Posted by やきとり at 2012年12月09日 12:19
 こんばんは。
 豚は、清浄豚といって帝王切開して無菌肥育するものがあるようですね。肉屋に行くと、特にその札があるものが売られています。この豚レバーは、それなのでしょう。
 牛は、反芻動物だから、豚のように消化管の共生細菌を殺してしまうと草で育てることはできません。牛は胃で暮らす草で育った細菌を食べているので。従って、Oー157を根絶できないのでしょう。牛生レバーの中のOー157は、生のままでは殺せないのです。放射線を当てて殺菌すると嫌な臭いがするそうですし、抗生物質ドブ漬けも嫌なら、牡蠣やフグと違って食中毒は避けることはできません。豚や鳥で代用すべきでしょう。アメリカほどではないでしょうが、食中毒は馬鹿になりませんし、すごく苦しいですからね。
Posted by L at 2012年12月11日 00:33
生でいけるかどうかはともかく、豚レバーは生で食わない事が常識になってるからわざわざ禁止してないだけってどっかで読みました。

SPF豚って言う、子宮ごと子豚を取り出して無菌環境で育てる豚もありますが、Germ freeと呼ばれる完全な無菌豚は、食用ではまず存在しないとか。
つまりやきとりさんが召し上がられたのは…
Posted by sutehun at 2012年12月11日 02:08
sutehunさん、詳しい!!
適当なことを言ってお恥ずかしい
http://www.j-spf.com/Q&A/Q&A.htm
Q:「SPF豚肉は生で食べられるのでしょうか?」

A: 豚肉を生で食べることにどのような意味があるのでしょうか。いくら清潔な環境のSPF豚農場で飼育された豚の肉であっても、生で食べるべきではありません。古来、「豚肉は良く加熱しないと危ない」といわれてきましたが、昨今問題視されているE型肝炎などの感染から身を守るためには、SPF豚肉といえども加熱調理は必要です。
 生産者団体が「やめろ」というのですから、ダメですな。

 さて、こんなのはいかが?
こぐれみわぞう @koguremiwazow

「おおたか静流とFlying Zooの巡回動物園コンサート」12/16(日)13:30〜14:30@井の頭自然文化園本園彫刻館B館(全席自由200席) おおたか静流(ボーカル)秋岡欧(バンドリン)佐藤芳明(アコーディオン)こぐれみわぞう(チンドン太鼓) これ無料ライヴっぽいよ!
入園料は400円の模様。
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=ino&link_num=21187
内容
 魅惑のヴォーカリスト、おおたか静流を中心とした無国籍な異色バンドFlying Zoo=ぶっとび動物園は、オリも柵もとっぱらって空を飛び、愉快でたまらない不思議に満ちた世界を捜しに出かけます。「巡回動物園」さながらに、心が躍る音楽をお届けします。
Posted by L at 2012年12月11日 09:25
うーむ、結局何とも無かったのですが、たまたまラッキーだったということでしょうか。安倍さんに食わせたらイッパツかなあ。
Posted by やきとり at 2012年12月16日 10:15
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