13人連続暴行魔(1978)
アメリカで実際に起きた連続レイプ殺人事件に材をとった、若松孝二監督の「ポルノ映画」を初めて全部見た。映画としては正直つまんなかったけど、動く阿部薫が見られるのがポイント。ストーリー半ば、主人公に監禁された女性警官が失禁するシーン(37:25)の後だ。阿部薫は当時29歳、この撮影の直後に謎の死をとげる。1978年といえば、クロスオーバー〜フュージョンの時代、なのに、そこへもってサウンドトラックも含め、「アカシアの雨がやむとき」を吹く阿部薫を出演させちゃう「時代考証」など鑑みながら眺める、俺が10歳の時の東京の風景いろいろは面白かった。