2012年05月25日

魚肉ソーセージで飲む

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魚肉ソーセージはむきにくい。あの赤いヒモはすぐに切れてしまうし、結局は先っちょの金具を歯でガッチリと固定して、両手で本体をグルグル回しながら強制開封するのが常である。歯は痛いし、せっかくむけてもソーセージの表面はデコボコ、見るも無残な状況を呈する。オレンジ色のビニールにこびりついた魚肉を前歯でこそげ取ると妙に旨かったりするが、美しくむけるに越したことはない。

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2012年05月12日

もつカレーで飲む

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出先のスーパーで「もつカレー」という缶詰を見付けた。すでに「ツナとタイカレー」缶を経験した私としては、それほど動揺ぜず、「ふん、まあそういうのもあるだろね」と冷静に買うことが出来た。缶ビールを飲みながら、晩酌前のオードブル代りにつまんでみる。パッカンと開けるとプーンと漂うカレーの匂い・・・というより子供の頃に流行った「カレー消しゴム」のジャンクな匂いに近い。缶の中は、カレーの煮こごりのような物でたっぷりと満たされている。ビールをひとくち飲み、さっそく箸を缶の中にツプリと突っ込んでみると、お、いるいる。いわゆる豚のシロモツが、予想以上にたくさん入っているではないか。

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パクリと食うと、口中はマイルドなカレーの味で満たされる。どちらかと言えば甘口か。主役のシロモツはとても柔らかい。さんざん煮込まれ、挙句の果てはカレー漬けにされたシロモツに、もはや抵抗力や反骨精神など残っているはずもなく、口中でクニャリクニャリと身をよじらせながら、私の歯と舌のされるがままに細かく裁断されていく。食感だけで味は無い。ビールで口を洗ってから、もう一度食べる。やはりシロモツの味は感じられない。最初から最後まで、ひたすらカレーだ。豚の内臓としてのアイデンティティは消え去り、カレーの構成員の1人に成り下がっているのだ。

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私はカレーで酒を飲むのが苦手である。舌と鼻腔がカレーに占領されてしまうからだ。この缶詰もカレーの味そのものはマイルドだが、やはりカレーは酒のサカナには向かない。それでもビール1本、缶チューハイ1本を飲んだが、温めて飯に掛けて食った方が旨いのではないか。ところでジャケに「清水名物」とあるが、本場・清水では「もつカレー」は酒のサカナか、それとも飯のオカズなのか、果してどういう立場の食べ物なのだろう。
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2012年04月15日

焼きそばで飲む

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休日の昼下がり、缶チューハイ(もちろんタカラ「焼酎ハイボール」)を飲むと決める。さて、ツマミはどうしようか。ポテトチップスはビールだし、昼間から揚げ物は重い。厚揚げ煮やコンビニおでんなど、本格的なツマミは晩酌への影響が出るので控えたい。そこで思い付いたのが焼きそばだ。我ながらナイスチョイスである。そのままだとパンチに欠けるので、レンジでチンした後、ウスターソースをびちゃびちゃと回し掛けるのがコツだ。濃いソース味が缶チューハイにぴったり。ここでまた閃いて、手早く焼いた目玉焼きを乗せてみた。これが素晴らしいビジュアル。今日の私は実に冴えている。

チューハイを飲み、めんを2、3本すする。レモン風味とソース味の組み合せ、この駄菓子屋感覚がうれしい。ソース味の豚肉に黄身をからめて、ちぎった白身に紅ショウガを添えて、黄身をからめたキャベツとめんを同時に、白身に青海苔をなすりつけて・・・味のヴァリエーションは無限だ。3分間シンフォニーならぬ、300円フルコースである。あっという間に缶チューハイ3本は空になり、そのままごろりと布団に横になって、窓から降り注ぐやわらかな春の日差しを右頬に意識しながら、躊躇なく午後の惰眠をむさぼる私なのであった。さて晩酌のサカナは何にしようかな、などと考えながら。
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2012年03月06日

ピザまん

ピザまんが発売されたのは、忘れもしない、私が高校生の時だ。オッサンの今ではピザなど見たくもないが、ヤングジェネレーション当時、私はピザが大好物であった。それはある冬の学校帰り、肉まんを買い食いするために立ち寄ったデイリーストアで、「ピザまん新発売!」の貼紙を見つけた。ヤングジェネレーションの心は、衝撃、歓喜、人類の進化と明るい未来への期待にうちふるえるのだった。これはエジソンによる電球の発明以来の快挙ではないか。さっそく購入し、紙にくるまれて湯気をたてるピザまんにかぶりつく。トマトで赤く染まったタマネギの甘酸っぱい味が口の中に広がる。チーズはまだかな。立て続けに、次は頼もしくふくらんだ腹部を大きくえぐるように齧り取る。するとやっぱりタマネギしか出て来ない。やられた! すなわちピザまんとはピザソースが入った中華まんのことで、チーズは入っていないのだ。ヤングジェネレーションの心は、詐欺、謀略、人類の退廃と競争社会への失望にうちふるえるのだった。

これは詐欺だ。当時の私はすぐに察した。たとえば、焼きそばまんに紅生姜だけがビッシリ入ってるようなものではないか・・・違うな。たとえば、カレーまんに白飯が詰まってるようなものではないか・・・少し近づいたかな。まあいずれにせよ、ピザまんにチーズが入っていないという現実を目の当たりにして、高校生の私は深く傷付いたのである。薄汚れた大人の世界、他人を蹴落とさないと生きてはいけない弱肉強食社会、生き馬の目を抜く資本主義社会、そんな中に近い将来飛び込まなくてはならない我が身と我が運命を、コンビニの店先でおおいに嘆くのであった。あれから25年、資本主義社会の熾烈な競争に敗れ立派な期間雇用社員(月給15万円)となった私がミニストップで見付けたピザまんの写真には、中心部にトロリと溶けたチーズがハッキリと写っていた。オッサンの心は、自由、平等、博愛、希望、人類の勝利の歓びにうちふるえるほどでは無かったが、実に25年ぶりにピザまんを買った。そもそも飯にもツマミにもならない中華まんを買うこと自体、大学生の時以来である。

で、味はどうだったかというと、ピザまんである。具にタバスコを振りかければツマミにならないことも無い。でもそれなら本物のピザの方がツマミになるな。25年の間に擦り切れ磨耗し、鈍感になった私の心は、あの頃夢にまで見た本物のピザまんの出現に歓喜も失望もしないのであった。そんなことより、コンビニでピザまんを1個だけ買って店の外でモクモクと食べるオッサンを、レジの女子大生は変な人だと思っていないだろうか。そっちの方が気になるようになった私は、すっかり薄汚れた大人になってしまった。
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2012年02月26日

コーヒー

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休日の午後、缶ビールを求めにミニストップに入った。しかし店内に漂う香ばしい匂いに心変わりして、店で淹れているコーヒーを初めて買ってみた。

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2012年02月16日

駅そば

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こんなのを買った。立ち食いの駅そば屋の定番といえばコロッケそば。それをカップ麺で再現しようというのだから挑発的な試みだが、迎え撃つこちらとしては、これはもう「コロッケの完成度」のみに全神経は集中する。

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2012年01月18日

焼いた厚揚げで飲む

一般的に厚揚げといえば「焼き」がポピュラーだが、私はめんつゆで煮込んだ方が好きだ。そもそも厚揚げを焼くのは面倒である。焦げないよう常に火加減に気を払い、焼き上がってカットする際にたいてい指をヤケドしそうになる。その点、厚揚げ煮はテキトーに切ってナベに放り込むだけ。カンタンでしみじみと旨い「煮」に、おのずと軍配が上がるわけだ(マイ・脳内土俵で)。先日、よく確かめずに厚揚げを買ったら、絹ごし豆腐の厚揚げだった。絹ごし豆腐の厚揚げは、実は「煮」に適さない。キメの荒い木綿豆腐は組織の隙間に出汁が容易に浸透するが、逆に、絹ごし豆腐は目が詰まっていて出汁がよく沁み込まないのだ・・・というのは私の見立てだけど、あながち外れてもいないだろう。
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そこで、久しぶりにガスコンロのグリルで厚揚げを焼いた。強火でグリル内を温めてから、厚揚げをのせた金網トレイをスロットイン! 直ちに消えるか消えないか程度のトロ火にして、じっくりと焼く。食卓でのんびり缶ビールなどすすって待つが、グリルが気になって仕方がない。結局ほぼ1分おきに焼け具合を確認するために席を立つ。どうもせわしないね。それでも裏表をまんべんなく、皮がカリカリになるまで焼く。時々表面を指で押してみて、そろそろ良いだろうという所でスロットを引き抜き、さあカットだ。持ち重りのする熱々の厚揚げをフライ返しを使って新聞紙にのせ、いざ、ナイフを構える。添えた左手の指が熱いが、そこは我慢して8等分に切る。かつおぶしとチューブ生姜、それから袋の底に残った青海苔をパラリと振り掛けて完成。
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腹ペコなのでさっそく食ってみる。カリリと歯をめりこませると、クリーム状と化した熱々の絹豆腐が飛び出して口内を焼く。あちち! 熱いけど旨い。揚げた皮で密閉された絹ごし豆腐はミルキーで、まるで豆乳のようなコクがある。さらにクリスピーな表皮との対比は、大人のシュークリームを食っているようだ。さらに、かつおぶしと生姜と青海苔の風味がアクセントとなり、最後に醤油が全体を引き締める。あわてて日本酒にチェンジすると、うーむ、これは官能を刺激するタグイの旨さ。ちょっと値段の高い絹ごし厚揚げを毛嫌いしていた私だが、決して「煮ても焼いても食えない奴」ではなく、むしろ焼けば木綿豆腐より旨いかもと改心した。カリリ、あち、ビュビュッ、あちちち、クミクミ、あちあち、トローリ、はふはふ・・・そこへ冷えた酒を流し込めば、至福の時が訪れる。まあそれだけの話です。
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2012年01月13日

湯豆腐で感じる


冬の夜、台所で缶ビールを片手に湯豆腐の煮え具合をボンヤリと観察する。隣の部屋から古い歌謡曲が聞こえる。音楽と湯豆腐のダンスが シンクロする。最初の犠牲者をすくって、いそいそと食卓に運ぶ。熱々の煮えばなを生姜醤油で食う。レンジでちょっとだけ燗したコップ酒を飲む。ラジカセのボリュームを上げる。幸せを感じる冬の夜。
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2011年12月28日

チズハム

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私はフリカケが好きだ。フリカケがあればオカズなんか無くても構わない。それくらい好きだ。先日スーパーをうろついていたら、「チズハムふりかけ」というフリカケを見つけた。袋の能書きによると、1964年に丸美屋が発売したチーズとハムの洋風フリカケの復刻版とのこと。なぜチズハムと短縮したのか。短縮だけならまだしも、省略までされてしまったビフテキよりマシか。昭和がそういう時代だったのか。まあいい。いつ頃まで売られていた商品なのか不明だが、私には記憶がない。物はためしと買ってみた。

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どうせ100円だし、飯の上に豪快にブチまける。ハムの薄桃色、チーズのレモン色、海苔の黒。どことなく昭和ファンシーを感じさせる色合いである。団地、核家族、鍵っ子というキーワードが私の脳裏をよぎる。昭和時代、食卓に掛けられたビニールのテーブルクロスは、こんな色のチェック柄と相場は決まっていた。ノスタルジーにとらわれつつ、さっそく飯と一緒に口に運ぶ。咀嚼して鼻孔を満たすのはチーズ・・・ではなく猛烈な粉ミルク臭。とにかく乳臭い。なるほど原材料にも脱脂粉乳と書いてある。ハムはどうか。スキヤキフリカケの「肉粒」を水に溶いたような風味。塩気も味も頼りない。飯をふくめて口中すべてが脱脂粉乳に占領された感じ。とにかく脱脂粉乳のキャラが立ち過ぎているのだ。 ノーモア・栄養! ノーモア・肝油ドロップ! ノーモア・フルーツサラダの中の干しぶどう!

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幸か不幸か私は脱脂粉乳世代ではない。むしろ、まるで病気自慢のように「おまえ知らないの? 脱脂粉乳は不味かったぜ」と、私より少し上の世代が繰り返し語るのを聞いてウンザリした世代である。6歳の時に初めて食った給食に付いてきたのはテトラパックの本物の牛乳だった。すなわち遅れてきた小学生。脱脂粉乳自慢世代の中には、たまに「俺は好きだったよ。おかわりして飲んだぜ」という人もいた。「そう言えば一気飲みする奴いたな」「アルマイトの器でな」「あれが乾いて昼休みに白いヒゲ生やしてる奴とかいたな」と自慢話は続く。そういう話を聞かされて、実は脱脂粉乳への裏返しの憧れもあるのだが、さすがにこのフリカケはいかがなものか。そういえば私が一番好きな海苔フリカケが、震災以降スーパーの棚から消えたままなのも気掛かりだ。

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2011年12月14日

タイカレーで飲む

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いなば食品「ツナとタイカレー(レッド)」という缶詰を発見。ジャケの写真も良い感じだし、157円という高価にもかかわらず即買いだ。「本場タイで製造」「ツナたっぷり」のコピーから本気度がうかがえる(何の?)。十数年前に「さばカレー」缶にハマッたことがあるが、あれは普通のインドカレーだった。基本的にカレーでは酒が飲めない私だが、タイカレーなら何とかツマミになる。さっそく晩酌してみた。

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posted by やきとり at 22:30| Comment(5) | TrackBack(0) | 飲食方面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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